意外と知らない。人材派遣の仕組とは?

①人材派遣とは

正社員や契約社員は働く企業と直接雇用契約を結びますが、人材派遣の場合は「派遣会社」と「派遣先企業」、二つの会社が登場するのが特徴です。派遣社員にとって、派遣会社は雇用契約を結ぶ雇用主、派遣先企業は実際に仕事をする勤務先となります。

派遣会社はお給料の支払いや福利厚生、お仕事や就業条件の紹介、派遣先企業との交渉、スキルアップ研修などを通じて、派遣社員をサポートします。派遣先企業は派遣社員に対して仕事の指示を行います。


派遣会社にスタッフ登録した段階では雇用契約は結ばれておらず、派遣先企業が決定しお仕事が始まる時点で雇用契約が発生し、派遣期間の終了とともに雇用契約も終了します。


人材派遣には「一般派遣」「紹介予定派遣」の二種類があります。上記の説明は「一般派遣」の内容です。通常「派遣社員」と呼ばれているのはこの一般派遣のこと。働く人の希望や条件に合わせて仕事を選ぶことができる、自由度の高い働き方です。

(一般社団法人 日本人材派遣協会ホームページより引用)



◆企業が人材派遣を利用するメリット

1.人材募集にかかる費用や時間を省けます

募集から採用にかかる労力や時間・コストを省けます。よって企業側は今までどおりコア業務に集中した経営管理が可能です。 

2.病欠や業務の繁閑に応じ、即戦力の人員を確保できる

欲しい人材を必要な期間だけ使えますので繁忙期や正規社員の欠員期など必要な時間・期間だけ人材を確保できます。

3.労務管理を省け、人件費の固定化や増大を防ぐ

派遣スタッフは、派遣会社の社員なので使用者責任からある程度開放されます。よって社会保険、退職金、賞与、教育費、通勤費、有給休暇等、人材にかかわる費用を大幅に削減できるうえ、労務管理や福利厚生も不要になります。結果、浮いたコストを流動的に活用でき、そのうえ派遣使用料は課税対象になるため消費税納付額の減額になります。

4.熟練度の高い人材を多数集め積極的な事業展開が図れる

突発的や定期的に発生する専門業務を、専門知識、技術に特化した派遣スタッフに任せることで、正社員の貴重な時間を他の業務に充てることができます。


派遣スタッフの場合、月例給与は社員より割高感はあるものの、基本的にはそれ以外にコストはかかりません。雇用保険や社会保険などの保険関連の負担は派遣会社が負担するので、正社員を雇用した時にかかるコストより安く済み、総額の人件費をダウンさせることが可能です。


②紹介予定派遣とは

派遣先に直接雇用されることを前提に、一定期間派遣社員として就業、派遣期間の終了時に派遣社員と派遣先企業が合意すれば、正社員や契約社員としての採用が決まる働き方です。派遣期間は最大で6ヶ月、3ヶ月程度に設定されることが多いようです。

「自分に合った職場で働きたい」求職者と、「いい人材を採用したい」企業が、派遣期間中にお互いを見極められるのが最大のメリット。仕事内容や職場環境、人間関係など、就職や転職の際にありがちな入社後のギャップを減らすことができ、安定した雇用関係を築くことが可能です。 「正社員で働くからには長く働きたい」「経験が少なく転職活動が不安」「面接が苦手で自分をアピールできない」「自分に向いている仕事がわからない」。就職・転職活動には不安がつきものです。

(一般社団法人 日本人材派遣協会ホームページより引用)


紹介予定派遣なら、求職者と企業側の双方にとってミスマッチが極めて少なく、就職・転職が初めての方でも効率よく就職活動ができる上、正社員採用の可能性が高まる働き方です。

コスト面においても、大きなメリットがあります。例えば、求人広告費は、応募者ゼロという場合でも発生します。また、求人応募者がいた場合でも面談日の設定や合否通知など、面接から採用に掛かる時間や人件費など『見えないコスト』も発生し、もし採用が決まってもミスマッチによる急な入れ替えがあると、また求人からやり直し・・・ということも考えられます。

「紹介予定派遣」では、人材派遣の要素も含んでますので、求人募集から面接まで派遣会社が行います。その後、条件に合った方をご紹介させていただきますので(面接可)、リスクを大幅に軽減できます。


もっと詳しく知りたい方はご連絡ください。



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